1月の定例会 |
日時:1月15日(土)15:00より 出席者: 5名 ■日時:1月15日(土)15時より ■ 出席者:5名 ●金沢ふらっとバス「川柳コンテスト」について 結果が発表されました。 https://www.kanazawa-gu.ac.jp/news/keizai-contest2021-11_bus_kekka03/ ★最優秀賞 「百円で 思い出一生 ふらっとバス」 応募者名:しなやかーる様 ★優秀賞 「バス来たよ 孫の介助で 寺参り」 応募者名:しげるこ様 「車窓から 雪の風情の 兼六園」 応募者名:働き蜂ちえちゃん様 「百万石 殿の気分で バス巡り」 応募者名:横山様 さすがに本会会員の駄作とはだいぶ違います。(とくに最初の2つ) ●海外事例について〜ポートランドとストラスブール 永原さんから、2004年の金沢市「まちづくり市民研究機構」でのポートランド視察についてご報告いただきました。ずいぶん昔の話ですが、金沢(日本)ではまだまだ新しい事例として大変参考になりました。 概要、仕組みについては別紙をご参照ください。 以下、要点の箇条書きです。 ・計画していた高速道路の計画を止めてLRTを建設した。 ・LRTだけでなく、LRTにリンクしてフィーダーバスがたくさん走っている。 ・電車もバスも車椅子で簡単に乗れる。 ・自転車の持ち込みもできる。 ・まちなか(トランジットモール)の電車、バスは無料か低運賃で、そのために税金が投入されている。 ・結果として、まちなかが活性化し、人通りが増えた。 ・土地利用と一体で整備された。成長境界線を設けているので、郊外の大型店とまちなかの商店が競合(利害対立)することはない。 ・通り沿いには基本的に平面駐車場がない。回遊性を高めるため、通りに面した建物の1階は店舗か飲食店、オープンスペースになっている。 ・駐車場の撤去には最初、反対意見があったが、行政側が代替案を提示した。そのために何度も何度も話し合いの場(タウンミーティング)をもった。 ・その結果、LRTに対しても反対意見がなくなり、逆にこっちにも作ってくれという声が出てきた。 ・クルマを排除しているわけではない。まちなかには電車もクルマもバスも自転車も、さまざまな交通手段が乗り入れている。パーク&ライドももちろん整備されている。 永原さんの驚いたこととして、 ・まちなかに車椅子、ベビーカーの人が非常に多い。日本では車椅子の人はまちなかにあまり出て来ないが、ポートランドでは毎日必ず会う。松葉杖の人も多い。 ・クルマのマナーが抜群にいい。まちなかはゆっくり走る。横断歩道でなくても、道端で歩行者が渡ろうとする素振りを見せるだけで、99%のクルマが10mくらい前から止まってくれる。 結局、クルマ利用を前提とした都市計画から、公共交通を中心とした歩行者優先の都市計画へと、発想を変えられるかどうかが問われているのだと思いました。後者のまちづくりの象徴がLRTといえましょうか。 ●今後の日程 次回は2月19日(土)です。 毛利 |