12月の定例会

日 程 12月20日(土)午後3時〜5時
場 所 あいむ(会議室)
出席者 9名
参加者 学生4名、1名(NPO法人 全国鉄道利用者会議)

忘年会 午後5時半〜7時半

《議題》
0.これまでの事象
イベント「終着駅サミットin氷見」→白山市が手を挙げた
S県議の質疑応答(土木部長は「不可能」だと)
N市議の質疑応答、Y白山市議の質疑 etc
1.総会時における演出の検討
2.作業部会、郵送にかかるコストについて
3.3つの活動及び、その他の活動について
・展示 2月の展示で今年度は終わり→来年度は?
・機関紙の発行 1月、3月、・・・
・出前講座 今のところ予定なし
・その他 (新たな取り組み、・・・)
5.次会は

《内容》
0.これまでのこと

・終着駅サミットの次期開催地として白山市が手を挙げたことで、鶴来駅を中心に、
LRT政策が盛り上げられるきっかけにできる可能性がでてきた。

当面はMtさんを準備委員会の代表を務め、Zさんは発案者として、アドバイザーを務めることに。

石川の場合は、知事以外、金沢市、白山市、野々市市、内灘町の首長は連携が採りやすい状況にある。
(終着駅サミットに期待するものは、加賀一ノ宮駅の復活、さらには中島地区までの延伸も・・・)

・S県議の質疑に対して、土木部長が金沢でのLRTは「走行空間で不可能」だとした回答について、
 全くLRTの機能や可能性を見出していないということがわかる。
 わかっていない、といより、理解できる能力をもっていないのではと疑いたくなるほどひどい。
 行政が議員からの質問に調査もしないで、即、否定できるのだろうか。
 まさに越権行為に思うが、回答は適切なのだろうか。

・N金沢市議の質疑は、まちづくくりのためにも、LRTは必要ではないかとする指摘に、本会の長くに渡る
 ロビー活動の成果がでてきたのか、山野市長は、走行空間のことをついに言わなくなった。

というのも、LRT導入により、マイカー利用者が減ることから、極端な規制をしなくとも、公共交通利用への
展開がやっと理解されたからである。

《解説》
道路は本来、車のためにあるのではなく、人が往来するためのものである、
ということをちゃんと理解できれば、現状、香林坊で1日双方向で3万台の車が往来する
(バスは香林坊で1800本/日走る)ことをみても、車に1.5人が乗っているとすれば、うち80%ぐらいを想定して
計算すると、1日約3万6千人が、道路を往来していることになる。
一方、LRTを3〜5分間隔で走らせると、1編成車両当たり40〜120人乗るとし、500本走らせることになるので、
1日約4万人が、その道路を利用することになる。
つまり、終日、渋滞、騒音を抱えながら車で道路空間を埋めるよりも、LRTで道路を使ったとしたら、往来人数に
どれだけの違いがあるのか、ということである。
結果、単に道路空間に占める割合だけでなく、それに伴う車の渋滞、騒音、排気ガスからも開放され、
道路環境に余裕が生まれ、有用に使えるということになるので、LRT導入のメリットは大きいということになる。

・Y白山市議も12月議会で、石川線の活用や鶴来地区と松任地区との連携を活性化させるためには、
 LRTの導入を検討する価値があるのではないかと質問している。

ということで、全体的な方向性は、いい方向にある。後は、第一事業主体となる金沢市長の決断ということが、
ますます問われることになってきた。

しかし、この事業には、県の協力が必要になるわけだが、果たして、知事はLRTをちゃんと理解されているか。
その采配はとても重要な要素であり、3市1町の首長が団結することが大事である。

県都及び周辺の市町、いわゆる都市圏を充実せさせることで、石川の様々な環境を向上させていくという風に
気づいてもらうしかないだろう。
新幹線開業後に続く政策こそ、行政の手腕が問われる。

石川は災害時の受け入れ先になる素養がとても大きい。
森林も67%、海もあり、山もあり、まさに里山里海の幸に恵まれ、米をはじめ多種の農産物を賄うことができる
土壌、環境がある。
そして、自然災害が少ない地域柄であることから、この好条件を売りに首都機能の一部を呼び寄せるぐらいの
努力をしてもらいたいものである。

1.総会時における演出の検討

NPO法人・鉄道サポーターズネットワーク(全国鉄道利用者会議)事務局長のHさんが来澤され、
同会代表でもあるSさんも、今回久しぶりに出席された。
丁度、本会総会を来年4月か5月に行いたいと考えていたことから、全国鉄道利用者会議も総会を
金沢で行うということで、開催日を同じにし、本会との共催で講演会ができないか、との申し入れがあった。

一般の人も参加できる「講演会」を企画するというものである。

講演内容の狙いは、「LRT導入に対する商店街の人たちへの理解に向けて」、ということで、
東京から商店街にかかわる女性を呼ぶということである。
本会としても、この企画をさらに膨らませることができないか、検討し、共催の方向で準備することになった。

これまでの総会とは違い、14名から57名に会員数が伸びたことから、会員に対しても、普通に部屋や会場を
レンタルし、一般の人でも参加できる総会及びイベントにしてもいいのではと考えるからである。

2.作業部会、郵送にかかるコストについて

2ヶ月に一度の機関紙発送や資料の編集作業はMtさんが担当している。
できるときにしかできないので、本会として郵送費はもちろん、編集費の一部を賄う必要があるだろう。
金額については、出前講座における講演者は謝礼の半額を本会に寄付という形にさせてもらっているが、
本会の領収証が欲しいといわれたところでは、講演者に謝金が払われていない。
ということから、ケースバイケースではあるが、今年度に限って、Mtさんには1万円の支払いを考えたいが
どうだろうか。

3.これまでの3つの活動及び、その他の活動について

・展示は、来年2月の展示で今年度は終わる。→来年度以降について、個人的にはやめたい。
他の人が引きついてくれるなら、ありがたい。
・機関紙の発行は、1月、3月、・・・と続く、(課題は依然として、寄稿と筆者である)
・出前講座 今のところまだ予定なし
・その他 (新たな取り組み、・・・)
Wsさんからの指摘、提案があるので、以下紹介。


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《LRTメモ》
平成26年12月19日(金)作成  Ws

■ 新しく入会した人向けに、勉強会をやってほしい
■ 現在、活動はどの段階にあるのか。今の目標は?
■ 行政側と、何らかの連携はとれているのか。
■市の関係者の方と一緒に、勉強会もしくは討論会ができないか。
金沢市の新交通システムについて、金沢市が専門組織を設置する予定とのこと

お互いの意見・構想を発表、一般の人も含めて議論できるといいと思う。
外部を招いてのオープンな勉強会は、それ自体が周知と活性化につながる。
→ 金大の先生に、学生を対象とした勉強会の開催を提案中-

<協力を呼びかけたい団体>

金沢まちづくり学生会議(金沢市主催)
市内 各商店街・組合
市内 大学・学校機関等

■もっと見やすいパンフレットを作成しては?
長い文章もいいけど、絵・写真で見せたほうがインパクトがある。
→ ハガキサイズまでが持ち運びしやすい。折りたたみハガキサイズで4面。
・LRTが導入されるとどうなるか → 図・写真で説明
・導入するにはどうすればいいのか → 賛成の人が一番知りたいポイント。 ぜひ具体的に書いて欲しい
・詳細については、『ホームページをご覧下さい』でOK

■ホームページも、図や写真をメインにわかりやすくしたほうがいいと思う。

誰が見てもわかる内容の工夫が必要
・ ご意見募集、メールフォームでも集めてみては?
(メッセージ・名前(匿名・HN可)・掲載の可否など)
公開型の掲示板では、一見さんは意見を書き込みにくい。

会報に載るような立派な内容を書ける人は、なかなかいないと思う

■ 情報を見せる工夫

たとえばFBで情報公開してみては?
情報は色んな人が見れるよう、できる限りオープンにしたい。

■LRTを辿るウォーキング企画、石川ウォーキング協会とタイアップできないか。
http://www.iwa-ishikawa.jp/

■ 定例会の日時、個人的には平日夜だと嬉しい

H27年3月 新幹線開業(間に合わず)

H28年5月 ラブロ跡地再開発エリア 工事完了 → H28年内にはオープン?

H28年までに駅前と市中心街をつなぐ新交通機関を何とか形にできないか。

まずはBRLを導入 → いずれLRTへ移行 という流れではダメなのか。

<LRTキャッチフレーズ>
街・人・つながる(ロゴか絵を入れたい)

<一般市民の“あったらいいな”>
・時刻や渋滞の不安なく、利用できる交通機関が欲しい。

金沢駅−武蔵・香林坊・片町−野町の中央ルート →鶴来線・浅ノ川線へ乗り継ぎ

駅と中心街をつなぐのが大前提

香林坊−兼六園下−武蔵間の周回ルート → あると嬉しい

・ Suicaを使えるようにして欲しい。
北鉄のIcaも、Suicaに対応して欲しい。
→ 新しくなった金沢駅では、Suicaが使えるようになっている。

相互に使えると、利用者はとても便利!

・ 料金は均一?
少なくとも金沢駅‐片町間は均一であって欲しい

・ タクシーは、いっそ流し禁止に。代わりに待機場所を設置する。
→ 富山市では既に実施。タクシーは、呼ぶのが当たり前になっている

Wsさんからのご指摘、提案に関しては、後ほど、検討を加えながら、できることから始めていきましょう。

5.次会は
1月17日(土)午後3時〜5時(あいむ/会議室)
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《備考》
今回、Myさんの声かけで、初めて高校生も含め4人の学生が参加してくれました。
学生さんは会員になるかどうかは、まだ決めていないということですが、若い人たち、
これからの人たちの意見は、かなり大事なこと。
若い世代の人たちが未来のまちをつくっていくことになるわけですから、無関係、無関心ではいけないはずです。
次期、終着駅サミットの候補地は、Mtさんの自発的な行動で、白山市となりました。
年明けにでも、準備会が持たれ、実行委員会が立ち上がるでしょうから、来年11月ごろに開催される
終着駅サミット in 白山では、結論に期待したいですね。

(Y)